コンテナハウスとムービングハウス「スマートモデューロ」の居住性能を徹底比較!

コンテナハウスとは、コンテナを利用して建てられた住居のこと。

コンテナの風貌を活かしたメタリックでクールなものから、鉄素材と木の組み合わせで柔らかな風合いを演出するものまで、見ているだけでもワクワクする建物が増えています。美容室やカフェのような店舗、事務所などとして頻繁に見かけるようになりました。

一方、コンテナサイズでありながら、全て高級木材を使用して作り上げた「スマートモデューロ」というものがあることはご存知ですか?

この「スマートモデューロ」は、ムービングハウスとも言われ、コンテナハウスと同様に移動ができるようになっており、近年需要が増えていることから、じわじわと注目を集めているんです!

今回は、そんなコンテナハウスとムービングハウス「スマートモデューロ」の特徴に関して、徹底比較を行います!

お洒落で輸送可能な住まいの革命児コンテナハウス

コンテナハウス施設

コンテナハウスは、海上輸送コンテナではなく、建築専用のコンテナを利用したものがあります。

片面を大きな一面窓にしたり、ウッドデッキなどを取り付けて入り口にこだわって作ることも可能。20フィートサイズと40フィートサイズの2種類が存在し、個々のコンテナを組み合わせることにより、全体のサイズや形状を変えることもできます。

建物をまるごと建ててしまうよりもリーズナブルで、工期が短いため用意も簡単。手頃な住まいや離れ、カフェ等の店舗として利用されることが多くなっています。

週末住宅のようなライフスタイルであれば、コンテナハウスで週末のみ暮らすという選択肢も、大いにアリ。さらに詳しくメリットやデメリットを見ていきましょう。

コンテナハウスのメリット

コンテナハウスのメリットとして、以下の3つが挙げられます。

組み合わせが比較的自由

前述の通り、個々のコンテナを加工し、組み合わせが可能で、空間を広くしたり、2階建てにしたりというように、空間の作り方が比較的自由であるのがメリット。窓やウッドデッキを付属させたコンテナハウスもあります。

スタイリッシュな外壁

コンテナならではの特徴的な外壁もメリットの1つでしょう。独特で無骨な外観が「かっこいい!」と、ファンも多いはず。

また、外壁を工夫してみたり、塗装してみたりすれば、雰囲気はガラッと変わります。素材感を活かしながら、スタイリッシュな見た目を実現できます。

工期が早く安価

コンテナハウスの価格は、比較的安価に設定されており、通常建築よりも短工期であることが多いです。したがって、早く安く手に入れたい人にとって、コンテナハウスは向いていると言えるでしょう。

コンテナハウスのデメリット

次に、コンテナハウスのデメリットは、以下の2つになります。

追加費用発生の可能性

組み合わせが自由なコンテナハウスであるからこそ、内容次第では、過去にないようなデザインの建物を造ることも可能です。しかし、それには追加費用が必要となったり、業者の高度なスキルが試されたりするでしょう。

熱がこもりやすい

コンテナハウスは、一般的に「鉄の箱」だと考えてください。そのため、室内温度は上昇しやすい構造となっており、断熱材を使用しないケースでは、室内の温度上昇に注意が必要となります。

居住性抜群のニューフェイス!「スマートモデューロ」

コンテナハウスのようにコンパクトで、工期を要さないのが特徴の「スマートモデューロ」。サイズも海洋コンテナ規格と、共通点や似ているポイントは多いですが、一体何が違うのでしょうか。

「スマートモデューロ」は、優れた居住性能を誇る、ムービングハウス。文字通り「動かせる家」です。海洋コンテナと同じ規格サイズにしているのは輸送を可能にするため。後述しますが、熱がこもりやすいコンテナハウスに比べ、快適な空間を実現されるのが大きな違いと言えるでしょう。

なお、タイプは大きく分けて、2種類あります。

まず、3mサイズの「モデューロ」。約6畳ほどの空間なので離れとして使用することもできますし、小さなアトリエなどにもおすすめです。

次に、6mサイズと12mサイズの「スマートモデューロ」。これらは単体でも事務所利用やカフェといった商業利用ができるサイズです。

これらは、ユニット同士を連結させることが可能。横に広げることも、2階建てにすることできます。したがって、一定の条件を満たす必要はありますが、自由自在にこだわりの空間を作れるのも特長の1つです。

「スマートモデューロ」のメリット

コンテナハウスと同様に、「スマートモデューロ」のメリットとデメリットをチェックしていきましょう。「スマートモデューロ」にはたくさんのメリットがあります。

年中快適な空間

「スマートモデューロ」の屋根や床、壁などは、一般住宅の2倍の厚みとなっており、窓に関しては3重構造となっていて、冷気が室内に入りにくい設計になっています。高性能な24時間換気システムが搭載されており、常に新鮮な空気を循環させられるのもポイント。

高級住宅並みの性能のため、夏は外からの熱を室内に取り入れにくく、冬は外の冷気を室内に取り入れにくくなっており、室内が蒸し暑くなったり、寒さで凍えてしまったりすることはありません。

優れた遮音性

「スマートモデューロ」は遮音性能に優れており、それは室内でピアノを弾いても問題がないレベル。

また、室内の物音がほとんど漏れず、外の音が室内環境を乱す心配もないでしょう。つまり、居住空間としても、簡単な演奏部屋としても利用できるということ。

遮音性によって使い方が広がるのはメリットでしょう。

高級木材をふんだんに使用

コンテナハウスと「スマートモデューロ」の決定的な違いですが、後者は「全てが木造である」ということにあります。

コンテナハウスは、一般的にフレームは鉄で造られていますが、「スマートモデューロは」、屋根や窓を除き、フレームから内装・外装の全てに高級木材を使用しているという違いがあります。

そのため、木の香りに包まれ、まるで森の中にいるかのように、心の底からリラックスできる空間が生み出されるのです。

「スマートモデューロ」のデメリット

あえて、「スマートモデューロ」のデメリットを挙げるなら、「価格が高い」と感じる人がいることでしょう。

価格が高いと感じる可能性

高級木材を使用していると聞いて、「費用がかかるのでは?」と不安に思う人もいることでしょう。確かに、通常のコンテナハウスの費用感に比べると、若干高く感じることがあるかもしれません。

ただし、「スマートモデューロ」は100年使える耐久性を誇っており、移動可能なことを考えると、後世まで引き継がれる空間。費用対効果を考えれば、そう高くないことはわかるでしょう。

また、レンタルも可能なので、こうした案も視野に入れながら、検討することができます。

3mタイプ(モデューロ)

  • 価格:2,750,000円
    ※レンタルは 22,000円/月〜

6mタイプ

  • 価格:3,960,000円
    ※レンタルは39,600円/月〜

12mタイプ

  • 価格:6,600,000円
    ※ レンタルは66,000円/月〜

「スマートモデューロ」の製造・販売を行うのは老舗企業

「スマートモデューロ」の製造・販売を行うのは、老舗建築資材サプライヤー「株式会社 吉銘」。住宅やインテリアなどに使用されるのが当たり前となった「集成材」を、日本で初めて発明した、プロフェッショナルが集う企業です。

最新のAI技術なども積極的に取り入れ、最新の技術と長年培われた職人の技術との融合によってできたのが、「スマートモデューロ」なのです。

職人たちが一丸となって作り上げた、世界に1つの次世代型ムービングハウス。その背景を知るだけでも、「スマートモデューロ」に一層の魅力を感じますよね。

あなたはどちらがお好みですか

知れば知るほどに、魅力溢れるコンテナハウスと「スマートモデューロ」。毎日過ごす大切な空間であるからこそ、比較をせず安易に決めてしまうと、後悔することもあるでしょう。

購入価格も大事ですが、安さのみにクローズアップするのはちょっと危険。安さだけで購入し、実際に生活をしてみると暮らしにくいと感じることも。そこから快適を目指して色々と設備を買い足していく結果、損をしてしまうのは避けたいですよね。

そのような結果にならないためにも、居住性能や用途はしっかりと見て、あなたの生活に確実にフィットする空間を選択しましょう。

それぞれのメリット・デメリットを理解し、「今自分に必要なものは何なのか」をしっかり吟味してくださいね。