短期間利用の仮設事務所や店舗ならプレハブのレンタルがおすすめ!費用相場や選び方のポイント

プレハブの建物はコストが抑えられ、納期が短い点もメリットです。仮設事務所や仮設店舗として頼れる存在になっています。

プレハブはもちろん購入して用意することもできますが、レンタルの利用も検討してみてはどうでしょうか。レンタルのプレハブでも、部屋としての利用だけではなく、タイプによっては仮設トイレや仮設シャワーなども設置できます。

事務所や仕事中の休憩スペースの環境は、業務効率に大きく影響を及ぼします。仮設とはいえ、清潔感のない古びた空間では、従業員のモチベーションも上がらないかもしれません……。

プレハブは年々進化しており、一般住宅のように思えるほどおしゃれなデザインの建物や、快適に過ごせるように工夫された室内空間のもの、店舗に向いているタイプなど、バラエティに富んでいます。

進化し続けているプレハブだからこそ、より新たな製品をレンタルして利用するのも賢い方法かもしれません。

購入したプレハブでも、仮設の一時利用だとメンテナンスがおろそかになりがち。時間が経つ間に古びた事務所になってしまうよりも、新しいモデルをレンタルした方が満足度が上がります。仮設の店舗であれば、その清潔感やデザインは来客数にも大きく影響してくるでしょう。

また、プレハブの利用を考えているなら、用途の類似したユニットハウスも選択肢に含めるのもおすすめです。ユニットハウスもレンタルできるものが増えています。

この記事では、レンタル可能なプレハブやユニットハウスを中心に紹介していきます。

購入だけじゃない。プレハブはレンタル利用も可能!

もしすでにプレハブを所有しているなら、それはいつ購入したものでしょうか?

購入してから何度も使い回され、時には炎天下のもとで、ときには土砂降りに打たれ、厳しい環境の中で活躍してきたプレハブには、毎回の輸送や設置、清掃、管理など購入した人にしか分からない苦労もあるでしょう。

購入したプレハブの維持管理は大変

購入したなら何度も使わないともったいない!使い捨てにするには高すぎる!と考える人も多いでしょう。

プレハブのような大きなものは、保管場所や管理も大変です。錆びてしまったりするとメンテナンスに手間がかかりますし、処分するのも費用がかかってしまいます。

汚れたり錆びついたプレハブは、見た目にも美しくなく、利用する人のモチベーションも上がらず、気持ちもなんだかどんよりしてしまいそう。

プレハブのレンタルにはメリットが盛りだくさん

プレハブの建物は、同じ場所に置いて日々使うという想定でないなら、レンタルでの利用がおすすめです。

レンタルであれば、イベントや季節限定など一時的に利用したいときに、きちんとメンテナンスされたきれいなプレハブが使えます。

また、購入した場合は、購入時とは違った用途で使いたいとしても、購入したタイプのプレハブをなんとか用途に合わせて使い続けるしかありません。そうでなければ、新たに購入するかですが、さらに費用がかかってしまいます。

レンタルなら必要なときに適したサイズや用途のプレハブを使うことができ、フレキシブルに対応できるのです。

時代とともに進化するプレハブ

プレハブといえば、工事現場に設置されているような簡素でシンプルな小屋といったイメージを持つ人も多いでしょうが、最近のプレハブはデザインも豊かでおしゃれなものが増えています。

一般住宅としても使われるほどに住み心地のよい建物に進化しており、決して簡素な作りではありません。新しくおしゃれな空間や、気持ちよく過ごすための空間がレンタルで利用できるなら、魅力的ですね!

レンタルできるプレハブは種類がさまざま。おすすめの用途をご紹介

プレハブトイレ

レンタルできるプレハブにはさまざまな種類があります。おすすめの用途とあわせて紹介します。

建設現場の「仮設事務所・仮設休憩所」

建設現場で働く人にとって仮設事務所、仮設休憩室となるプレハブは、夏や冬、梅雨時期は特に重要で必要不可欠なスペースです。

建設現場では、トイレや室内が埃っぽく泥だらけになりがち。汚れやすい上に建物がぼろぼろだと、より劣悪な環境に感じてしまいます。3Kともいわれる現場では、仮設事務所や仮設休憩室は少しでも安らぎの空間であって欲しいですよね。

働く人の士気にも関わる重要な場所は、購入して使い回すよりも、レンタルでより快適で気持ちよく過ごせる空間にしてみるのはいかがでしょうか?

大勢が来る場所に欠かせない「仮設トイレ」

花火大会やコンサートなど、大勢が来る場所に欠かせないのが仮設トイレ。

新型コロナウイルスで大規模なイベントは減ってしまいましたが、ワクチン接種の広がりで、少しずつ以前の日常を取り戻しつつある今だからこそ、これからに向けて検討しておくのもよいのではないでしょうか?

仮設トイレというと、昔ながらの汲み取り式の和式トイレのイメージが強いですよね。ですが、最近は多くのメーカーが洋式トイレタイプの仮設トイレを扱っています。

また、バリアフリータイプの仮設トイレも登場しており、時代のニーズに合わせた取り組みも可能です。汚い、狭い、臭い……といった仮設トイレのイメージを、最新の仮設トイレで一蹴できるかもしれません。

夏の海水浴に必須!「仮設シャワー・更衣室」

夏といえば海水浴。海水浴に欠かせないのが仮設シャワーや更衣室です。

汚れてどんよりした雰囲気のシャワー室や更衣室は不衛生に感じられ、客からすればよいイメージがないまま、来年は別のところに……なんてことにもなりかねません。

処分するには費用がかかるし……と同じものを使い続けていたら、掃除やメンテナンスの方が手間になってしまい、さらに負担が増していくこともあるでしょう。

そういった時にもレンタルがおすすめです。衛生的で清潔感のあるきれいな仮設シャワーや更衣室で、来年もまた来たいと思ってもらえる環境を作ってみてはどうでしょうか?

ゲストが居心地のよい空間に「VIP控え室」

お祭りやイベントに欠かせないスペシャルゲスト。ゲストの待機する場所として重宝するのがVIP控え室。

使い込んだプレハブで、人の出入りが激しい場所では集中もできないでしょう。会議室などの片隅で待機してもらうのもなんだか運営もゲストも落ち着きません。

そんな時は、きれいで室内も快適なレンタルのプレハブが最適です。ゲストも集中でき最高のパフォーマンスを発揮してくれるのではないでしょうか。

また、こういったVIP控え室は普段から必要なものではないので、購入してしまうと使わない期間が多くなってしまいます。レンタルならそんな心配もなく、必要な分を必要な時期にきっちりと確保できますね。

スタッフがイベントをやり遂げるための快適な「仮設休憩所」

運営スタッフが最後までイベントをやり遂げるためにも、快適な休憩所は必須ですよね。

運営は1日中動き回ってぐったり。ゆっくり休憩できる場所がなければ疲れも溜まっていく一方で、ミスにつながってしまうことも。

そんな時にきれいでほっと一息つける仮設休憩所があれば、疲労も回復でき、また頑張ろうという気持ちになれるはずです。イベント成功に向けてがんばるスタッフ、そしてゲストがくつろげる空間として、ぜひ検討してみてください。

購入よりもレンタルすれば費用がリーズナブル

レンタルできるプレハブの種類も多いので、これまで購入しか頭になかった人も、検討し始めているのではないでしょうか。

費用や管理コストが抑えられるので、その分を他の費用に充てられるかもしれません。では、レンタルと購入で実際にどれくらい違うのでしょうか。

レンタルと購入の場合の比較

レンタルと購入で、用途の似た製品を比較すると下表のような費用になります。

メーカー 製品名 レンタル 購入
仮設控え室 SPACE CREATE Aー3型
(レンタル、購入類似品)
基本管理費:22,000円
レンタル価格:19,000円
892,100円
仮設トイレ PREFAB CONCIERGE 購入:水洗トイレ洋式
レンタル:GMY(水洗トイレ洋式)
基本料:22,000円
レンタル価格:3,500円
189,000円

参考:SPACE CREATE ・PREFAB CONCIERGE

この場合は、仮設控え室であれば約4年弱、仮設トイレは約4年半ほど使用すると、レンタルと購入の費用がほぼ同じになります。

製品によって価格が異なり、運搬費用などもかかるので、一概に何年までなら安く済むとは言えませんが、短期利用ならレンタルの方が費用をぐっと減らせるでしょう。

レンタルのメリット

このほかにも、プレハブをレンタルするメリットがあります。購入とレンタルで迷っている人は、一読してみてください。

購入の場合には固定資産税がかかり、評価額に固定資産税率の1.4%をかけた税額の負担が発生します。設置場所によっては、都市計画税も支払う必要があります。レンタルの場合は、固定資産税は不要です。

また、レンタルなら経費で精算できるため、税制面でもメリットがあり、コスト計算も容易ですね。

購入する場合、多額の費用が購入時に発生しますが、レンタルなら初期コストが抑えられます。

プレハブのレンタル費用相場は1万円ほどから

プレハブのレンタル費用の相場はどの程度でしょうか。設備ごとに一例を挙げますので、検討の参考にしてみてください。

仮設控え室・事務所

仮設控え室や事務所として利用するプレハブ。広さや設備などラインナップは豊富にあるので、用途に合わせてレンタルできます。

利用する人数が少なく2.5坪ほどの小さなサイズであれば、基本料金が10,000円、1カ月のレンタル料は12,000円ほど。10坪ほどのサイズだと基本料金が40,000円、1ヶ月のレンタル料が36,000円ほどになります。

エアコンやキッチン、トイレなどがセットになったプランもあり、エアコンが付くと9,000円、キッチンは5,600円、トイレは9,900円ほど月のレンタル料がかかります。

さらに広く、事務所や店舗などに利用できる24坪のサイズだと、基本料金が108,000円、1カ月のレンタル料は90,000円ほどで、各種設備を付けると費用が追加されます。

基本料金やレンタル料金の他に運搬料、取り付け費や電気工事の費用なども必要になります。

トイレ

仮設のトイレには、汲み取り式の簡易水洗から本水洗まで。タイプも和式、洋式、男性用トイレなどがあります。

もっとも安い本水洗、男性用小便器タイプで、基本料金が18,000円、1カ月のレンタル料は2,500円ほど。洋式の本水洗、水道直結式タイプだと、基本料金が22,000円、1カ月のレンタル料は3,500円ほどです。

また、ユニットハウスに組み込んだ連結タイプもあり、男性用小便器が2基、洋式トイレが3基設置された水洗式のタイプで基本料金が65,000円、1カ月のレンタル料は63,000円ほどになります。

別途、運搬費や電気工事費が必要。さらに、汲み取り式か本水洗かによって給排水工事の要不要が変わり、工事費用が追加されます。

シャワー・更衣室

海水浴場や工事現場などに設置されるプレハブのシャワー室や更衣室には、シャワー室のみ、シャワー室と更衣室のセット、シャワーと事務所のような空間がセットになったものなどがあります。

シャワー室単体の場合だと、基本管理費が44,000円、1カ月のレンタル料が14,850円ほど。0.5坪の更衣室とシャワー室のセットであれば、基本管理費が60,500円、1カ月のレンタル料が28,700円ほどです。

シャワー室と事務所や休憩所として使える空間が一緒になった2.18坪のシャワーハウスタイプで、基本管理費が30,000円、1カ月のレンタル料が18,000円ほど。このタイプは比較したレンタル会社が違うために価格差が出ましたが、実際にレンタルで利用する場合にも、会社によって価格が異なるので複数社を比較検討しましょう。

こちらも同様に、運搬や設置費用、電気やガスの工事費用などが別に必要になります。

プレハブと合わせて検討したい「スマートモデューロ」

プレハブのレンタルを検討しているなら、選択肢のひとつとしてあわせて検討してほしいのが「スマートモデューロ」です。

スマートモデューロ(以下、スマモ)は「ムービングハウス」と呼ばれ、コンテナと同規格にすることで輸送を可能にした木製の住まいです。コンテナハウスと混同されがちですが、コンテナハウスとはまったく異なる建物です。

スマモも購入だけではなく、レンタル利用も可能です。

スマモは、3mサイズの「モデューロ」と、6mと12mサイズの「スマートモデューロ」の2種3サイズがあります。

コンテナハウスともっとも異なる点は、スマモが素材すべてに木材を使っていること。フレームまでも木材で建てられているので、室内は木の温もりや香りが感じられ、まるで自然の中にいるような快適な居心地を実現しています。

壁や床などは一般住宅の2倍の厚みで、3層構造の窓とあわせて、外気を室内に通しにくくなっています。真夏でも真冬でも外部環境の影響を受けにくく、室内を快適に保つことができるのです。

スマモは、住まいだけではなく、事務所や店舗、さらにはゲストやスタッフの控え室、休憩スペースとしてもおすすめです。トイレやシャワーも付けられるので、利用に困ることはないでしょう。

レンタルで利用する場合は、最低36カ月の契約が必要で、月々の費用は
・3mサイズ:22,000円/月〜
・6mサイズ:39,600円/月〜
・12mサイズ:66,000円/月〜
となっています。

高級木材を使った高品質な建物なので、一見すると費用も高そうですが、意外とお手頃な価格で利用できるのではないでしょうか。

スマモは完成した建物を現地に運んで設置するので、工期も短期間。プレハブもいいけど、温かみのある環境や、快適性にもこだわりたい人はあわせて検討してみてはいかがでしょうか。

プレハブをレンタルしてみては?

プレハブをレンタルすれば、必要なときにきれいな建物を使うことができ快適です。利用期間が終われば、管理や保管場所の心配も不要なので、手間や負担も軽減できるはず。

費用もローコストに抑えることができ、経費で精算できるのもポイントです。

アフターコロナの今後、多くのイベントが開催される日常がまた戻ってくるでしょう。そんな今だからこそ、ぜひレンタルを選択肢に入れて検討してみてはどうでしょうか?