【保存版】トレーラーハウスにかかる費用のすべてを徹底紹介!

住まいをそのまま移動できるトレーラーハウス。

美容室やカフェといった店舗利用だけではなく、住まいとして利用する人や検討する人が増えてきています。

検討する際ににもっとも気にかかるのは「トレーラーハウスにかかる費用」ではないでしょうか。

トレーラーハウスは大きさや設備などによって、高い価格のものからリーズナブルなものまでさまざまです。

この記事では、価格とモデルごとにどのようなトレーラーハウスがあるのかを、運搬費用や設置費用なども含めて詳しく紹介します。

さまざまな形状のトレーラーハウス

トレーラーハウスとはシャーシと呼ばれるコンテナ輸送などに使われる車両のついた台の上に建物を載せ、輸送可能な状態の建築物のことを指します。

シャーシに載っているので「土地に定着していない」とみなされ、建築物ではなく、見た目は建物なのに「車両扱い」とされています。

車両扱いと聞くと「キャンピングカー」をイメージする人も多いのではないでしょうか。

キャンピングカーとトレーラーハウスの大きな違いは自走できるかどうか。ほかにも、電気や水道、ガスといったライフライン設備の違いなどもあり、実はまったく違うものなのです。

トレーラーハウスは車両扱いと説明しましたが、建物となる空間は一般の住宅とほとんど変わらない快適さを持っています。

近年では、外装や内装のバリエーションも豊富になり、まるで物語に出てきそうなデザインのものから、趣ある和室のような空間まで、さまざまなトレーラーハウスが登場しています。

自分の好きな空間を作れるトレーラーハウス。その大きさやデザインはメーカーによって多種多様ですが、高さには制限があり、原則3800mmと決まっているので、トレーラーハウスで2階を作ることは難しいでしょう。

しかし、中にはギリギリまで高さを上げて、その高さを利用してロフトを設置したトレーラーハウスなどもありますす。

このように自分の理想とする空間を作りやすいといわれるトレーラーハウスですが、実際の使い方や価格はどうでしょうか。

住居や店舗、事務所など使い方はさまざま!

トレーラーハウスは、コンテナハウスやタイニーハウスのように居住利用だけでなく、店舗や事務所などさまざまな用途で使用できる魅力ある建物です。

トレーラーハウスをメインの住まいとするだけではなく、庭に設置して趣味部屋や、あるいは友人が泊まれるようなスペースとして活用することもできます。

また、店舗として利用するのであれば、おしゃれなカフェや美容院などにも。

公園内で見かける移動販売車のような売店も小型のトレーラーハウスを使っていたりします。

トレーラーハウスは住宅や店舗の活用だけでなく、事務所としても十分に活用できますし、内装をカスタマイズすればおしゃれなコワーキングスペースにもなるでしょう。

多くの用途に活用できるトレーラーハウスですが、その価格は一般の住宅に比べればリーズナブル。

新品だけではなく中古のトレーラーハウスを取り扱う会社もあり、200万円台から購入できるものもあります。新築でマイホームを購入するよりもぐっと費用を抑えられますね。

では、価格帯ごとでどのような製品があるのでしょうか。

新品のトレーラーハウスを価格帯で紹介!

ここでは、価格帯ごとにどのようなトレーラーハウスがあるのかを、代表的な5社の製品を例に、ご紹介します。

200万円台のトレーラーハウス

① NAMILIS社製 オフィス用

1つ目は、NAMILISのオフィス用のトレーラーハウスモデルです。

上下水道や電気、ガスといったライフラインはもちろん、電話やインターネット回線などオフィスに必要な主要な設備はすべて設置できます。

トレーラーハウスのサイズも、長さ11,000mm、幅3,500mm、高さ3,800mmまで自由にカスタマイズできるので、応接スペースや事務スペースなどを分けたりすることもできるでしょう。

トイレやキッチンも付けられるので、事務所としては必要十分な環境ですね。

本体サイズ:7,200mm×2,500mm

② SPACER社製 アースワン(5.4㎡・7.2㎡)

2つ目が、SPACERのアースワンモデルです。

このモデルは床・壁・天井に断熱処理が施してあり、透湿防水シートを貼るなど防水や耐久性などにも配慮されています。

優れた断熱性で快適に過ごせますし、防水にも対応しているので梅雨の長雨による雨漏れといったリスクも低減でき安心です。

業界でも最安値に近い価格となっており、他のメーカーではオプション設備となるようなものが標準で付いているのも嬉しいですね。

コストパフォーマンスの良さから、住居用としても店舗用としてもとても人気のある製品となっています。

サイズ:2.4m(幅)×3.4m(高さ)

300万円〜

① パークホームズ パークキュービック

1つ目が、パークホームズのパークキュービックというモデル。

このモデルは、豪華な内装とまるで海外の住まい?と思うようなデザインが特徴で、おしゃれで個性が際立つトレーラーハウスが多くあります。

高級感のある外観から、住居としてはもちろん、カフェなどの店舗としての導入実績も数多くあり、さまざまなシーンで活用されています。

サイズは6mタイプと12mタイプの2つがあり、どちらも住居用としても使える広さです。

サイズ:幅=2.5m〜3.4m・全長=5.4m〜11m

② トレーラーハウスデベロップメント株式会社 ST -short

2つ目は、トレーラーハウスデベロップメント株式会社が作る「ST-short」という製品。ST-shortは、主に事務所向けとして作られているモデルです。

使い勝手がよく、一体構造を採用しているため継続車検がスムーズに行えるのが特徴です。

継続車検の際は、トレーラーハウス本体をその場に持ち込むだけでよいので、非常に効率が良いと言えるでしょう。

また、複数のST-shortをL字やコの字のレイアウトにすることで、人が集中することなく三密を避けることもできますよ。

サイズ:W: 2,400mm × L: 10,530mm × H: 3,360mm

500万円〜

① CUMBERLAND JAPAN V -テラス(店舗用)

1つ目は、CUMBERLAND JAPANが取り扱う店舗用トレーラーハウス「V-テラス」です。

「庭園の中のテラス」をイメージした製品で、内観・外観ともに開放感があることがその特徴。

大きな窓で自然光が入りやすい設計になっているので、日中は明るく快適な空間で過ごせるでしょう。

他にも、寝台列車をイメージしたものや、日産自動車フェアレディ―Z32などを手がけた山下敏男氏がデザインしたノスタルジックな雰囲気のものなど、実に多彩なトレーラーハウスを扱っており、魅了される人も少なくないそうです。

本体は幅2.4mとコンパクトなサイズなので、豪華な離れ(はなれ)としても活躍しそうですよね。

サイズ:2400mm×3600mm

② CUMBERLAND JAPAN V-トラベル(住居用)

2つ目も同じくCUMBERLAND JAPANが取り扱う製品で、「V-トラベル」という主に住居用のトレーラーハウスです。

幅が2.4mとコンパクトながら広い玄関スペースがあり、狭さを感じさせない設計が特徴です。スペースに余裕があるので自転車やアウドドア用品を置いても大丈夫。。

キッチンとユニットバスが標準で付いており、生活にも困りません。

また、間取りは4タイプから選択でき、自分の生活スタイルに合わせた環境を作れるようになっています。

サイズ:2400mm×3600mm

中古のトレーラーハウスを販売している企業も!

トレーラーハウスも一般住宅と同様に、新築(新品)で購入検討される人が多いですが、中古を取り扱っている企業もあります。

中古のトレーラーハウスとはいえ、市場に出す前にはリフォームやメンテナンスをしっかりと行なって提供しているので安心です。

また、中古トレーラーハウスは1点ものなので、入荷があったらメールでお知らせするという企業が多いうえに、早い者勝ちとなるので、欲しいものを見つけたらすぐに連絡する必要があります。

中古製品の一番のメリットは「価格が安い」という点です。大きさなどによって価格差はありますが、安いものだと100万円台からあることも。

新築の場合は最低ラインでも250万円ほど必要になるので、かなりおとくになりますね。

逆に、中古製品のデメリットは「内装やデザインががすでに完成されていること」です。

トレーラーハウスの魅力のひとつは内装を自由にカスタマイズできることですが、中古トレーラーハウスはすでに完成しているため、大きなカスタマイズは難しいと考えたほうがよいでしょう。

また、耐用年数もしっかり確認しましょう。せっかく安く入手できても、数年しか使えない……では逆に高い買い物になってしまいます。

トレーラーハウスの輸送費や設置費はどれくらい?

トレーラーハウスメーカーのホームページには「1台〇〇〇円〜」などと表示されています。

この表示価格はあくまで製品本体の価格であって、実際には輸送費用や設置費用などが別に必要になる場合がほとんどです。

トレーラーハウスの購入時は、生産工場から現地まで運ぶ必要があります。

この輸送費用は、製品の大きさや移動距離などで異なりますが意外とかかる場合もあるので、本体価格とは別にしっかり確認しておきましょう。。

おおむね車検可能なトレーラーハウスの場合には、400km以内の輸送で15〜40万円ほど、車検不可能な特殊車両のトレーラーハウスは、400km以内で60万円以上かかる場合もあります。

設置費用は20万円ほどの場合が多いですが、設置するロケーションによっても異なりますし、遠方の場合には作業員の宿泊費用も必要になったりすることも。

トレーラーハウスを検討される人は、本体の費用だけではなく、輸送費用や設置費用なども十分に考慮するようにしましょう。

設置場所や輸送についてもしっかり確認!

トレーラーハウスはしっかりとした平地に設置することが必要で、傾斜地や道幅が狭い場合などは設置できないこともあります。

せっかくトレーラーハウスを購入したのに設置が厳しい……なんてことになったら泣くに泣けません。

そうならないためにも、設置できるのか事前にきちんと確認しておきましょう。

また、トレーラーハウスにはライフラインを取り付けられますが、その際には注意点があります。

それは、電気や給排水などのライフラインの接続が「工事を使用せずに着脱ができるかどうか」です。

逆に言えば、この基準を満たさなければトレーラーハウスではなく、土地に定着した建築物として扱われることがありますので、。設置する際にはあらかじめ専門の業者に確認しておきましょう。

他にもトレーラーハウスを輸送する際に「特殊車両通行許可」が必要になることもあります。

 

特殊車両通行許可とは、道路法第47条の2に定められた制度で、一般的制限値を超える車両については道路管理者の許可を得て「特殊車両」として走行できることとしている制度です。

許可を得ても、制限速度や通行時間帯などの制限もあります。通常はトレーラーハウスの販売会社がこのような手続きなどを行なってくれますが輸送や設置にはさまざまな条件や制限があるといったことを覚えておきましょう。

高級住宅並みの性能を誇る「スマートモデューロ」もおすすめ!

トレーラーハウス以外にも、優れた性能を持っている快適な住宅があるのを知っていますか。それは、「スマートモデューロ」という、これまでにないまったく新しい建物です!

スマートモデューロは、トレーラーハウスと同じように工場で製造し、完成したものをトレーラに載せて現地に設置する住宅です。トレーラに載せるために規格のサイズをコンテナと同じサイズにしています。

ぱっと見はトレーラーハウスのようにも見えますが、スマートモデューロは土地に設置(定着)させるため異なるものとして扱われます。

スマートモデューロはすべてて高級木材を使用し、木の香り包まれたリラックスする空間を味わうことができます。木材は断熱性に欠けるとも言われますが、スマートモデューロは屋根や床、壁の厚みが一般住宅の2倍以上もあり、窓は三重構造で外気をしっかりブロックするなど、優れた断熱性と高い気密性でまるで魔法瓶のように快適な部屋空間を実現しています。

夏は外の熱気を遮断してくれるためとても涼しく、冬は冷気を中に取り込まないため暖かいのが特徴です。

また、スマートモデューロは100年使える耐久性を誇ると言われています。

耐震性をテストする水平耐力実験など、数多くの試験でその構造強度が認められており、「国土交通大臣認定」の評価も取得しています。

快適な空間に加えて、地震や台風などの自然災害が多い日本では、耐久性のある建物による安心な住居という点も魅力ですね。

すぐに購入するのは……と迷ってしまっても、スマートモデューロはレンタルも可能なので、最初はお試しからといったこともできます。

必要な費用を把握して、予算にあった住まいを選びをしよう

トレーラーハウスの費用は、設置場所や使用用途などによって異なります。

本記事に記載した費用はあくまで目安ですが、事前に把握しておくことで思いがけない出費を防ぐことができ、専門業者とのやりとりもスムーズにいくので効率よく住まい選びができるでしょう。

快適な暮らしを実現するために、まずは費用をしっかり把握して安心感のある住まいを選んでください。

素敵な生活空間で充実した日々を過ごせるように、本記事を参考にしていただければと思います。

 

※記事内容は、制作時の各社のWebサイトの情報に基づいておりますが、執筆者の主観 が含まれています。詳細は各メーカーにご確認いただき、ご購入においては各自のご判断によってお願いいたします。