物置小屋の選び方とは? サイズ別用途・種類・費用を徹底解説

アウトドア用品やタイヤ、ウィンタースポーツ用品など、滅多に使わないものをしっかり保管することができる「物置小屋」。一家に1棟あれば、自宅の収納スペースの延長として利用ができ、とても便利ですよね。最近はインターネットや通販でもさまざまなタイプの物置小屋を購入することができ、手軽に導入できるのも嬉しいポイントです。

その一方で、物置小屋はサイズ展開や種類が多すぎて、どれを選ぶべきか悩んでしまう方も少なくありません。「せっかく購入したのに収納したいものが入りきらなかった」ということを避けるためにも、用途に応じたサイズを見極めることが大切でしょう。

また、物置小屋は本体の価格以外に設置費用が必要になるケースも多く、事前にしっかり見積もりを確認せずにいると、予算をオーバーしてしまうこともあります。

新しく物置小屋を購入しようと考えている方も、買い替えを検討している方も、物置小屋の購入から設置に関するこまかな部分をきちんと理解して、長く快適に利用できる物置小屋を選びましょう。

ということで今回は、物置小屋のタイプから、サイズ別のおすすめ用途、設置に関わる費用まで丸ごと詳しくご紹介していきます!

一家に一棟はほしくなる物置小屋

みなさんは「物置小屋」と聞いて、なにを思い浮かべますか? 小さい頃に住んでいた家にあって、親に叱られるたびに「反省しなさい!」と閉じ込められたり、かくれんぼに使って見つからないかドキドキしたり、秘密基地にして遊んだり…子どもの頃の懐かしい記憶が蘇る方もきっといるはずです。

そんな物置小屋ですが、大人になった今では現実的にとても大切なものですよね。例えば、アウトドア用品やガーデニング用品、冬用のタイヤなど、室内の収納スペースに入れるには汚れが気になるものも、物置小屋があればそのまま収納しておくことができます。サイズの大きいタイプなら、雨ざらしにはしておきたくない子ども用の三輪車や、大人の自転車だって収納することができますし、家の納戸を占拠している使わない荷物や、家財道具などをきれいな状態で保管することも可能です。

家の収納スペースの延長として大活躍の物置小屋。一家に一棟あると、とても便利だと思いませんか?

物置小屋の用途について

物置小屋の用途は当然「荷物の収納と保管」なのですが、物置小屋のサイズが変われば使い方のアイデアも広がります。

例えば、奥行きや幅、高さなどのサイズがコンパクトな「小型タイプ」の物置小屋には、ガーデニング用品や掃除道具など外で使うものをしまっておく「簡易収納」や、自動車のスペアタイアや冬用タイヤなどがぴったり収まる「タイヤ置き」、玄関や勝手口の横、窓下などに設置ができる「ホームロッカー」、庭先に置いて腰掛としても利用できる「ベンチストッカー」などとしての用途があります。いずれも、自分で組み立て・設置できるものがほとんどで、必要なタイミングで気軽に導入できるのが特徴です。

一方、「中型・大型タイプ」の物置小屋はサイズが大きいため、組み立て・設置は専門業者に依頼するのが安心です。収納スペースにバイクや自転車が停められる屋根付きスペースが併設された「バイクガレージ」や、自動車がそのまま入る大型の「車ガレージ」、地域のゴミ集積所として使われる「ゴミストッカー」など多様な用途で利用されていて、多くの場合はしっかりと固定をするために基礎工事などが必要になります。

このように、物置小屋にはたくさんのサイズ・種類があるため、どのような用途で使いたいのかによって選ぶべきポイントが変わってきます。購入を検討する場合には、その点をしっかりと踏まえておくことが、失敗しない選び方につながるでしょう。

物置小屋はタイプもさまざま

コンテナ 倉庫

物置小屋のタイプは、主に「プレハブ」、「ユニットハウス」、「コンテナ」、「木製」の4種類に分類されます。それぞれの特徴を詳しく見ていきましょう。

プレハブ

プレハブの物置小屋は、プレハブ工法と呼ばれる建築方法で作られたものを指します。工場であらかじめ生産した屋根や鉄骨、パネルなどの部材をトラックで運び、現場で組み立て作業を行うのが特徴です。そのため、一から建築する場合と違い、工期やコストを削減できるメリットがあります。また、比較的デザインの自由度が高いため、土地の形状や設置場所の広さに合わせたサイズを選ぶことが可能です。

ユニットハウス

プレハブハウスの進化系として登場したユニットハウスは、軽量鉄骨を使った箱形構造が特徴です。プレハブが一部部材を工場で仕上げて現場に運ぶのに対し、ユニットハウスは全体の約80%をあらかじめ工場で仕上げる点で異なります。プレハブも十分現場での作業を減らせていますが、ユニットハウスは更にそれを減らすことによって、1日などの短期間で設置することができます。

コンテナ

建築用のコンテナで作られた物置小屋は気密性が高く、雨や風などから荷物をしっかりと守ることができます。基本的には工場で作った完成品を運ぶため、設置がとても簡単なのが大きな魅力でしょう。運搬には大型のトレーラーが使われるため、設置場所の周辺道路にはある程度の広さが必要です。

木製

木製の小屋は、本格的なものもありますが、一般的にはキットとして販売されているものが多く、DIYを楽しみながら建てたい方に人気です。ただし、木製の物置小屋は防水対策をきちんと施していないと、天井からの雨漏りや壁からの雨染みなどが起こる可能性があります。保管する荷物の種類によっては、避けた方が安心かもしれません。

各タイプの価格の目安は?

物置小屋の主なタイプについてご紹介しましたが、実際に導入を検討する際に気になるのは、やはり「価格がどのくらいか?」ということではないでしょうか。サイズや設置場所によっても費用は異なりますが、ここでは各タイプの価格の目安を、実際の商品を例にご紹介していきます。

プレハブタイプ


<参考:グッドジョブツールスYAHOO店

プレハブタイプの例としてご紹介するのが、「ヨドコウ物置」の「ヨドハウスNタイプ(YHN30)」。必要な機能を備えたシンプルスタンダードタイプ。優れた強度で、室内の安全をしっかりと確保しているのも特徴です。物置小屋として利用することはもちろん、テレワークスペースとして使うことができそうです。定価は693,000円(税込)。

ユニットハウス


<参考:フルハウス大阪

ユニットハウスタイプの例としてご紹介するのは、「プレハブプラス」のオーダー型ユニットハウス「S−type45型」。約6畳の広さがあるため使い方は自由自在。外壁が落ち着いた印象で、物置小屋としてはもちろん趣味の部屋や離れにもおすすめです。販売価格は1,525,000 円(税込)。

コンテナ


<参考:CONTAINER PARK

コンテナタイプの例としてご紹介するのは、CONTAINER PARKが販売する個性的な外観の物置小屋。写真のように窓が設置されているものであれば明るさをしっかり確保できるだけでなく、空気を入れ替えてホコリの蓄積やカビの発生を防ぐこともできるでしょう。販売価格は950,000円。

木製


<参考:ビックボックス 楽しむ生活倶楽部

DIYが好きな方なら、キットを購入してログハウスタイプの小屋を建てるのも楽しいのではないでしょうか。こちらのミニログハウス「パルメ」は、2.5坪(約5畳)のコンパクトなサイズ感が人気。厳選された北欧産ホワイトパイン材を使用した、美しい木肌が特徴。物置小屋として利用するにはもったいないくらいのクオリティで、子ども部屋や趣味の部屋、ミニショップなど多彩な用途にも利用可能です。販売価格は568,000 円(税込)。

物置小屋の設置費用について

物置小屋を購入する際に気をつけなくてはいけないのが、物置小屋本体の価格以外に設置費用がかかる場合があるということ。

小型の物置小屋であれば、自分で組み立て・設置する簡単なものもありますが、中型や大型の物置小屋は安全面や耐久面でも専門業者による設置工事が必要なケースがほとんどです。工事の内容によってはこの費用が高額になってしまうこともあるので、予算を立てる段階でこれも踏まえた検討をしておくことが大切でしょう。

例えば、コンパクトタイプの物置であれば、3〜5万円程度で設置が可能ですが、ガレージタイプなど大型の物置小屋の場合は、設置工事だけで50万円以上かかることも。物置小屋本体の値段だけでなく、こうした費用が別途かかるかどうかは、注文時に確認をしてください。

物置選びの新たな選択肢「モデューロ」

3mタイプモデューロ

ここまでさまざまなタイプの物置小屋についてご紹介してきましたが、「子どもの頃に感じた物置小屋に対するワクワク感を、自分の子どもたちにも味わって欲しい!」という皆さんには、物置小屋としての使い勝手の良さに加えて、快適な居住性も備えた「モデューロ」を、新たな選択肢としてご提案します。

モデューロは高級木材を使った3mタイプのムービングハウスで、倉庫としてしっかり荷物を保管することができるだけでなく、住むことができるほどの快適性も備えているのが最大の特徴です。

モデューロの魅力

ここではモデューロの魅力について、もう少し詳しく説明したいと思います。

優れた5大性能

モデューロは、断熱性・気密性・水密性・耐風圧性・遮音性の5大性能を誇ります。また、耐久性、耐腐性が高く台風や豪雨に負けません。したがって、あらゆる用途に使用可能。骨董品や美術品をはじめとする繊細なものを保管するのにも最適な空間です。

国内最高レベルの断熱性を誇る窓「トリプルスマージュ」により、冬は暖かく、夏は風通しのいい空間を実現。前述の通り、居住性を兼ね備えているので、長時間滞在して作業をするのにも向いているでしょう。

サイズは3つ、レンタルや輸送も可能

3mのモデューロのほかに、6mと12mの「スマートモデューロ」という3つのサイズがありますが、倉庫や物置として使うなら3mのモデューロがおすすめです。

モデューロのサイズの目安としては、楽器のドラムはもちろんピアノを入れることができる広さ。トレーラーが入る場所であればどこにでも完成品として運ぶことができます。

更に、レンタルに対応しているので、期間限定で物置小屋を保有したいならこちらがお得です(レンタルの最低契約期間は36 ヶ月)。費用はサイズや内装などの条件によって異なりますが、目安としては以下を参考にしてください。なお、レンタルの最低契約期間は36 ヶ月となっています。

◯ モデューロ
3mタイプ
レンタル費用:22,000円/月〜 購入:2,750,000円〜

◯ スマートモデューロ
6mタイプ
レンタル費用:39,600円/月〜 購入:3,960,000円〜

12mタイプ
レンタル費用:66,000円/月〜 購入:6,600,000円〜

魅力についてもっと詳しく知りたいという方は、別記事「自由度抜群の新たな住宅「スマートモデューロ」を徹底解剖。これからの時代にピッタリのムービングハウスとは?」を参考にしてみてくださいね。

これでもう物置選びは迷わない!

今回は物置小屋の種類やタイプ、設置費用の目安について詳しくご紹介しました。

思っていたよりも種類が豊富で驚いた方も多いのではないでしょうか。これなら、用途にあったぴったりの物置小屋を見つけることができそうですよね。

物置小屋は、設置したい場所や、利用の目的によって、最適なものが異なります。タイプによっても特徴が異なりますので、まずは何を収納したいのか、どんな点を重視したいのかをしっかり整理したうえで、物置小屋メーカーや取り扱い業者と相談しながら決めていくのがおすすめです。