大型物置があれば、生活スペースがもっと広がる
夏はキャンプにサーフィン、冬はスキーやスノボ。春や秋には山登りで縦走コースに挑戦…。このように、とにかくアウトドアが大好きで、年中趣味を楽しんでいるという人は多いはず。その行動力とフットワークの軽さ、そしてなによりも人生を思いっきり楽しんでいる感じはとても素敵ですよね。
でも、そういう刺激いっぱいのアクティブな生活を送る中で困るのが、収納。「アウトドアに使ういろいろな道具はどこにしまっているのか?」ということです。
え、そんなこと?と思われるかもしれませんが、収納スペースの少ない家に住んでいると、これが結構切実な問題だったりします。では、このように収納スペースが少ない家に住んでいる場合、増えていく荷物にどうやって対応したら良いのでしょうか。
その解決策のひとつとして今回ご紹介するのが、大型の物置です!
サイズも種類もさまざまな大型の物置について、それぞれの特徴やメリット、設置の際の注意点などを詳しく解説していきます。
抜群の収納力!大型物置について
一家に1棟あると、とっても便利な物置。
特に大型サイズの物置は、スキー板やスノーボード、サーフボードのように長さのあるものでも楽々収納できて助かります。普段使わないアウトドア用品やレジャー用品、ガーデニング道具などはもちろん、交換用のタイヤや子どもの三輪車などもまとめてしまうことができるから、自宅の収納力を大幅にアップすることも可能です。
また、大型サイズの物置は種類も豊富で、バイクや自転車を雨風から守るためのものや、車をそのまま入れられるガレージサイズのものまで揃っています。
このように、大型の物置は幅広い用途に使用することができるため、家庭用としてだけでなく自治体のゴミ置き場や企業の保管庫としても活用されているのが特徴です。
用途別で選ぶ大型物置
物置はたくさんのサイズや種類があるため、いざ購入しようと思ってもどれを選んだら良いのか迷ってしまう方は多いのではないでしょうか。購入後に「こんなはずじゃなかった!」と後悔しないためにも、用途をしっかりと見極めて最適なタイプを選ぶことが大切です。
というわけでここからは、大型の物置を用途別で詳しくご紹介していきます。
簡易収納として
一般家庭に設置する大型物置の最もスタンダードな用途です。アウトドア、レジャー、ガーデニングなどに使うさまざまな用品や、当面使用する予定のないものを保管します。簡易収納に最適な物置は引き戸タイプのものが多く、可動棚が設置されているため収納するものの大きさに応じて棚の高さを変えることができます。種類によっては、収納スペースの半分または一部分が長物を収納できるようになっているものも。
倉庫として
大型物置は企業が商品などを保管するための倉庫として利用する場合もあります。規模の大きなタイプでは購入前の現地調査を行い、見積もりを出してもらうのが一般的です。購入後は基礎工事や組立て工事の他に、電気工事などを行うことも。大型物置を倉庫として使用する場合には、建築基準法によって確認申請が必要になり、土間処理や結露を防ぐ効果のある素材を使っているものもあります。
バイクや自転車置き場として
大型物置の用途として人気なのが、バイクや自転車置き場として使用することです。奥行きは3m以上のものもあり、一般的な物置よりも高さがあるものも。また、バイクや自転車を収納する用途で使うタイプは土間になっているものも多く、段差をなくして出し入れがしやすいように工夫されています。入り口部分は引き戸ではなくシャッターにすることで、開口部を広く確保しているのも特徴です。
車のガレージとして
大型物置には、車庫として利用できるタイプもあります。シャッター付きの倉庫に車をそのまま入れるものと、シャッター付き物置に屋根付きの駐車スペース設けたものなどが主流で、設置箇所の広さに応じて選ぶことができます。強風や積雪にも耐えられるような構造になっているのも特徴です。
大型物置のこだわりポイント!
小型の物置と比べて多彩な用途で利用ができる大型物置。メーカーごとにさまざまな特徴がありますが、大型物置を導入する際にはどのような点に着目して選んだら良いのでしょうか。ここでは、大型物置のこだわりのポイントを詳しくご紹介していきます。
鍵付き
大切な荷物や愛車を安全に保管するためには、しっかり鍵がかけられることはマストです。最近の物置は大型だけでなくほとんどのタイプに鍵が付いていますが、別売りの南京錠などを取り付けることができるタイプもあります。
スチール製
常に雨や風にさらされる大型物置は、劣化しにくい素材のものを選ぶ必要があります。おおすすめは最も耐久性の高いスチールやガルバニウムなどの金属製。雨に濡れても腐食しにくく、紫外線にも強いため、長く使い続けることが可能です。
防水・防錆加工
スチールなどの金属製物置のなかには、サビの発生を防ぐためにパウダーで防錆加工を施している物もあります。また、雨漏りや雨による劣化を防ぐために防水加工が施されているものも。
断熱性
大型物置は収納する荷物が多いため、庫内の環境にも気を配る必要があります。特に結露や湿気は保管している荷物を劣化させてしまったり、カビの発生の原因となったりすることもあるため、外気の影響を軽減する断熱性の高さは注目しておきたいポイントのひとつです。
シャッター式
収納するものによっては開口部の広さにも注意が必要です。例えば、二枚とびらの引き戸では片側が常に塞がった状態になるため、収納できる荷物が限られてしまいます。荷物の出し入れがしやすいかどうかも、物置を選ぶ際には意識した方が良いでしょう。基本的にシャッタース式の大型倉庫は、荷物はもちろん、農機具や自動車など収納するものを選ばずに利用することができそうです。また、開き戸タイプも全面開口できるため、荷物の出し入れはしやすいでしょう。
奥行き延長
大型の物置によっては、規定サイズから奥行きだけを延長することができるものもあります。例えば、ガレージタイプのものを奥行き延長することで、整備スペースやタイヤなどの収納スペースを確保することも可能です。
おすすめの大型物置をご紹介!
ひとまとめに大型物置と言ってもデザインやサイズなどたくさんのラインナップがあり、さまざまな用途で利用することができます。ここからは、おすすめの大型物置をいくつかご紹介していきます。
スタンダードに物置として
最初にご紹介するのは「ヨドコウ物置」のなかでも人気の高い「エルモ」シリーズから、大容量物置「LMDS-3622」。
シンプルなデザインと落ち着いた色味のカラーバリエーションで自宅の敷地に設置しても家の雰囲気を壊す心配はありません。横幅だけでなく奥行きも十分にあるため、使わないアウトドア用品はもちろん自転車をそのまま収納することも可能です。
扉下のレールを無くしたことでスムーズな開閉ができるほか、扱いやすい大きな取手で左右どちらからでも開くことができるのも嬉しいポイント。サビに強い丈夫な素材で長く使い続けることができます。定価419,100円(税込)。
便利な駐輪スペース付き
通勤や通学で毎日使う自転車は出し入れしやすい場所で保管したいですよね。「タクボ物置」の「Mr.ストックマンプラスアルファ」なら、屋根付きの駐輪スペースで出し入れもスムーズ。
車止め棒も付いているため、チェーンロックで鍵をかけて盗難からもしっかりガードしてくれます。倉庫部分と駐輪スペースは左右入れ替えができ、扉の開き方も設置場所に応じて変更可能です。
住宅に使われる在来工法のように柱とパネルで全体を支えているため丈夫で、安心して荷物を収納することができます。価格234,630円(税込)。
大切なバイクをしっかり保管できる
次にご紹介するのが、オーストラリア生まれのスチール物置「EuroShed」の「FRONT ENTRY 3037F2」。約7畳の大型サイズでオートバイを収納するのにもぴったり。カラーもメタリックな印象のシルバーの他、ナチュラルな若草やウッドランドグレーなど6色展開していて、好みや家とのバランスを見ながら選ぶことができます。
スタイリッシュな物置をお探しの方におすすめです。本体価格611,000円(税込)。
地域のゴミ集積所などにも
大型物置の中にはゴミストッカーとして使えるものも数多くあります。
「四国化成」の「ゴミストッカーAMR2型」は、45Lゴミ袋163袋分の収納が可能。地域のゴミ集積所としてはもちろん、鍵付きで防災用具を収納しておくのにも便利です。価格は、352,700円(税込)。
<参考:四国化成 ゴミストッカーAMR2型>
車庫ガレージとして
「イナバ物置」の「アルシアTypeB」は超大型の物置で、普通自動車のガレージとして人気のモデルです。余分な装飾がついていないシンプルなデザインで自宅の敷地においても景観を損ねることがありません。リモコンで遠隔操作できるシャッター付きで、車の出し入れも便利です。価格は、1,265,418円(税込)。
<参考:イナバ物置 アルシアTypeB>
大型物置は設置するための準備が必要
物置の設置は、購入して指定の場所に置いたら完了というわけではありません。特に大型の物置は設置に際してさまざまな工程が必要で、設置場所の条件によっては費用が高くなることもあるため注意が必要です。
大型物置の設置工程
大型の物置小屋を設置する場合、主な工程は大きく分けて「現地調査」と「組立て工事」、「転倒防止工事」の3つです。それぞれの工程の中にも細かな作業が含まれていて、設置場所の状況によって必要な内容が変わってきます。
では、それぞれの工程について、費用の目安と合わせて詳しく見ていきましょう。
現地調査
大型も物置のなかでも、ガレージタイプや倉庫など特に規模が大きなものは、事前にメーカー側による現地調査が行われるのが一般的です。設置場所の広さが十分かどうか、どんな基礎工事が必要かなどを詳しく調べ、見積書を作成します。
組立て工事
①基礎工事
土、砂利、コンクリートと設置場所の地面に応じて、基礎工事を行います。ポイントはしっかりと水平を確保するということ。土や砂利などの場合には、上から圧力をかける転圧工事によって内部の空気を押し出し、地面の密度を高かくすることが大切です。
②ブロックの設置
地面の水平が取れたら、その上に物置小屋のサイズに合わせて必要な数だけブロックを設置します。コンクリートの地面で水平が取れていない場合には、ブロックと地面の間にモルタルなどを入れて平らにするのが一般的です。物置小屋の下にブロックを置く理由は、風通しを良くして通気性を保ち、保管しているものを湿気から守るためです。
③物置本体の組立て
設置したブロックの上に物置を組立てていきます。ユニットハウスやコンテナなど物置のタイプによっては組立てが不要で設置するだけのものも。
転倒防止工事
転倒防止工事は、その名の通り物置小屋の転倒を防ぐためのものです。地震や台風などの自然災害が多い日本では、収納しているものを安全に保管するためにも特に大切な工事になります。
転倒防止工事の方法は、物置の四隅の地面に穴を掘り、付属のアンカープレートを設置後にモルタルを流し込んで固め、物置と地面とを固定するのが一般的です。物置の大きさによっても使用するアンカープレートの数は変わってきます。
工事費の目安
設置工事の費用というのは、設置場所の状況や物置小屋の大きさによってもかなりの差が出ます。例えば、コンパクトタイプの物置であれば、3万円〜5万円程度で設置が可能ですが、ガレージタイプなど大型の物置小屋の場合は、設置工事だけで50万円以上かかることも。
また、転倒防止工事については、設置場所の基礎が土かアスファルトによっても異なります。基礎が土の場合にはアンカープレート1箇所につき3000円程度ですが、アスファルトの場合には5000円〜6000円ほどかかるケースも珍しくありません。
大型物置を検討している方には、「モデューロ」もおすすめ
大型物置を探している方の中には、デザインがお洒落なものを希望する方も多いのではないでしょうか。そんな方におすすめなのが、物置小屋としての使い勝手の良さに加えて、快適な居住性とデザイン性の高さも備えたスマートモデューロ(以下、スマモ)の3メートルタイプ「モデューロ」です。
モデューロは高級木材を使ったユニットハウスで、住むことができる快適性と居住性も備えているのが最大の特徴です。モノにとっても、人にとっても快適な環境を実現し、さらには見た目のお洒落さも抜群。他にはないオンリーワンの物置をお探しの方にぴったりではないでしょうか。
というわけで、ここではモデューロの魅力について、もう少し詳しく説明したいと思います。
気密性の高さ
モデューロには一般住宅の2倍を誇る厚みの断熱材が床は外壁、内壁、屋根部分に使われています。また、窓には国内最高レベルの断熱性を誇る最先端の3 層ガラスサッシ「トリプルスマージュ」を使用していて高気密・高断熱を実現。外気の影響を受けることがないため、夏も冬も一年を通して室内環境は快適です。もちろん、厚みのある断熱材と多層ガラスの窓を使用しているため、防音効果も抜群。倉庫の空いたスペースで楽器を演奏しても、近所迷惑になる心配もありません。モデューロを離れやリモート部屋、趣味の部屋として利用している方も多く、倉庫としてだけでなく多彩な使い方が可能です。
湿度の影響を受けにくい
モデューロは床や壁、天井まで全て高級木材で仕上げているため、木の持つ調湿効果の恵みを存分に受けることができます。また、高い気密性を維持する一方で、24時間喚起システムで空気を入れ替えているため、密閉空間でも快適に過ごすことができます。骨董品や美術品をはじめとする繊細なものを保管するのにも最適な空間です。
耐久性も抜群
モデューロは耐久性に優れ、「100年以上の耐用年数」だと謳われています。窓は三重ガラス、屋根や外壁にはガルバリウム鋼板という素材が使用されており、耐久性が格段に良いのです。したがって、大事な荷物を保管したい人におすすめです。
モデューロの詳細については、「趣味部屋にピッタリ!3mタイプの「スマモ」で自分だけの幸せ空間」も見てください。
購入するのは迷う方にはレンタルがおすすめ
スマモには3mのモデューロのほかに、6mと12mの「スマートモデューロ」という3つのサイズがありますが、倉庫や物置として使うなら3mのモデューロがおすすめです。
モデューロのサイズの目安としては、楽器のドラムはもちろんピアノを入れることができる広さです。また、スマモは海洋輸送用コンテナの規格に合わせたサイズのため、トレーラーが入る場所であればどこにでも完成品として運ぶことができます。
さらに、スマモはレンタルと買取にも対応していて、実際に購入する前にお試しで利用してみたり、購入した場合も使わなくなったら買い取ってもらうことが可能です。費用はサイズや内装などの条件によって異なりますが、目安としては以下を参考にしてください。また、基礎工事や給排水外部配管工事、電気幹線工事、ガス配管工事、網戸工事などをオプションで付ける場合には、別途費用が必要です。なお、レンタルの最低契約期間は36ヶ月となっています。
・3mタイプ
スケルトン価格
金額 レンタル: 22,000円/月
買い取り:2,750,000円
・6mタイプ
スケルトン価格
金額 レンタル: 39,600円/月
買い取り:3,960,000円
・12mタイプ
スケルトン価格
金額 レンタル: 66,000円/月
買い取り:6,600,000円
スマモの魅力についてもっと詳しく知りたいという方は、「自由度抜群の新たな住宅「スマートモデューロ」を徹底解剖。これからの時代にピッタリのムービングハウスとは?」の記事も参考にしてください。
物置があればますます生活スペースが拡がる!
大型物置といってもサイズやタイプはさまざまで、用途にぴったりのものを見つけることができるはず。大型物置がひとつあれば、年に数回しか使わないものもすっきり片付けることができそうですね。バイクや車などの大切な愛車も、ガレージタイプなら盗難やイタズラからも守れます。大型物置を導入する際には、じっくり時間をかけていろいろなタイプを見比べて、選んで見てくださいね。