海外で大流行!話題のタイニーハウスはDIYも可能!アナタだけの住まいを実現しよう

タイニーハウスという「小さな家」を知っていますか?

タイニーハウスは、5〜6年ほど前からアメリカやヨーロッパで大流行し、日本でも少しずつ流行り出しています。

特に近年は新型コロナウイルスの影響もあり、不特定多数の人と接触しやすい環境から距離をおいたり、ミニマルな暮らしの在り方を考えたりする人も少なくありません。

自宅住居を持っている家庭でも、リモートワークの仕事部屋、楽器演奏やプラモデルなどの趣味部屋にタイニーハウスを離れ(はなれ)として活用するケースが増えてきています。

また、コンテナハウスやムービングハウスといったタイニーハウスは、移動や内装を自由にカスタマイズできることから、住まいだけではなく、美容室などの店舗や小さなオフィスとしても利用されています。

海外からやってきたこの小さな家「タイニーハウス」。いったいどんな魅力がつまっているのでしょうか。

小さなおうちに大きなワクワク「タイニーハウス」

タイニーハウスとはだいたい10m2〜20m2(約3坪〜6坪)ほどの「tiny(ちっちゃな)house(家)」のこと。

居住人数は1人〜2人ほど。間取りはワンルームまたは1DKとコンパクトな建物で、内部にはキッチンやトイレ、シャワーなども設置できます。

小さいので冷暖房もすぐに効き、光熱費が節約できるといったメリットも。

室内の空間が限られることがデメリットにも思えますが、持ちものを厳選することでシンプルでミニマムな暮らしを実現できますし、コンパクトな空間でもより快適に暮らせる工夫やアイディアを考えるワクワク感も味わえるはず。

DIYが得意な人なら、棚や家具を部屋にあわせて自作することも。

タイニーハウスなら、より自分らしい暮らしが実現できるでしょう。

欧米やヨーロッパの価値観を変えたタイニーハウス

かつてアメリカでは「庭付きの大きな家」が幸せや成功の象徴と考えられてきました。

しかし、2005年に発生したハリケーン カトリーナなどの自然災害や、2007年のサブプライムローンに端を発する世界同時不況などを契機に、「住宅ローンを組み、多額の費用で大きな家を買うことが本当に幸せなことなの?」と自問自答する人たちが現れます。

大きな家を持つことよりもシンプルに自分らしく生きることに価値を見出した人たち。

家にかかる費用を抑えることで、経済的な自由が得られる「タイニーハウス」が注目された背景のひとつでもあります。

必要なものを必要なだけ持つことで充分。

タイニーハウスはその価値観にぴったりの存在で、アメリカやヨーロッパから始まったタイニーハウスは世界中へと広がりました。

たとえば、ニュージーランドでは初期費用や光熱費が抑えられるタイニーハウスのメリットを活かして、ゲストハウスとしても利用されています。

また、サステナビリティ先進国のオランダでは全面ガラス張りにして電気の消費量を削減したり、建築材料に木材や麻の繊維、土などの有機素材を使用した環境に配慮したタイニーハウスも設計されています。

さまざまな国や地域でそれぞれの特徴を活かしながらタイニーハウスは進化し続けているのです。

タイニーハウスは日本でも大注目!

アメリカと同じように日本でも、持ち家や広い高層マンションを持つことが豊かさの象徴とされる傾向にあります。

しかし、2011年の東日本大震災や毎年のように起こる台風や豪雨による洪水・土砂災害などで、一瞬ですべてのものが失われる現実を目の当たりにした人も多いのではないでしょうか。

大きな家を持つことが豊かな人生なのだろうか?本当によいことなの?という考えは日本でも少しずつ広がっています。

所有するものを最小限にしてシンプルな暮らしをしよう、働き方や人とのつながりを見直そうとする人が増えてきたのです。必要最小限のもので暮らす「ミニマリスト」という言葉ももう聞き慣れたものになりました。

さらに昨今の新型コロナウイルスも、人々の暮らしに大きな影響を及ぼしています。

感染防止として人との接触をなるべく避けるために外出の機会はめっきり減ってしまい、仕事もリモートワークが増えて家に閉じこもる時間が増えていませんか。

より多くの時間を家族と過ごすことができて絆が深まったとメリットを感じる人も多いでしょう。でも、自分一人だけの時間が作りにくくストレスを感じることも増えてきたのが現実です。

自分らしく心豊かに過ごせる人生を大切にすること。日本でも意識の変化や暮らしのあり方が見直され「本当に必要なものだけ」という意識が高まってきています。

タイニーハウスのメリット・デメリットは?

コンパクトでミニマムな暮らしが実現できるタイニーハウスにはメリットもあり、そして当然ながらデメリットもあります。

タイニーハウスのメリット

  • 家を建てる費用が抑えられる
  • 税金や維持費、光熱費などが削減できる
  • 金銭面のストレスが軽減できる
  • 居住面積が小さく持ち物が最小限になるため片付けの時間が削減できる
  • 多くのものを持つストレスから解放される
  • 固定型、移動型と選べる
  • 家としてだけでなく離れとしても使える
  • 土地選びの選択肢が増える
  • カスタマイズが自由にできる

なによりタイニーハウスの一番のメリットは「費用が削減できること」でしょう。その分のお金で旅行や趣味を楽しんだり、あるいは持ち物や子どもの学費など他のことにお金を回すことができますよね。

限られた空間ですが、自分のこだわりのものを厳選しているので個性を出しやすく、創造力を掻き立てられる面白さもあるでしょう。

タイニーハウスのデメリット

  • 誰かと一緒に暮らす場合には、パーソナルスペースが狭くなりストレスを感じやすい
  • 生活空間が狭い
  • 断熱材が入っていないと暑さや寒さの影響を受ける
  • 住める人数が限られるため、子どもが産まれたら増築が必要
  • 客を招くことが難しい
  • 将来的に新しく物を増やすことが難しい
  • 自治体や条件によっては住民票の取得が難しい場合も

離れや別荘といったセカンドスペースとして使う場合には、これらのデメリットの多くは問題にはなりませんが、自宅として住む場合はこういったデメリットをしっかりと認識しておきましょう。

特に、長期間に渡って住むことを考えている場合には、ライフスタイルの変化に対応するのが難しくなるので、不安な場合は事前にしっかりと調べておくことが大切です。

トレーラーハウスやコンテナハウスとの違いは?

タイニーハウスは、トレーラーハウスやコンテナハウスとはなにが違うのでしょうか?

トレーラーハウスとの違い

トレーラーハウスは車輪の付いたシャーシに建物を載せたままで使用します。

自走はできませんが、牽引して移動でき、土地に縛られず自由に移動したい人に最適です。

もっとも大きな違いは、タイニーハウスが建築物であるのに対して、トレーラーハウスの多くは車両として扱われること。

車両なので建築確認や建物にかかる固定資産税は不要ですが、一方で大きさや高さに一定の制限がかかります。

コンテナハウスとの違い

コンテナハウスとは主に居住用のコンテナを使った建物のことを指します。

サイズは輸送用のコンテナに合わせた20フィートか40フィートがほとんどですが、コンテナを連結させてさらに広いコンテナハウスを作ることもできますし、縦に積み上げれば2階建てや3階建てにすることも。

広い空間を生み出すことができるので倉庫や宿泊施設、自宅としても活用できます。

外観はコンテナ独特の質感で個性を出せる反面、好みは分かれるかもしれません。また、DIYは可能ですが、タイニーハウスのようにすべて自分で作ることはできません。

DIYで無限に可能性が拡がる

タイニーハウスは、自作DIYキットとして販売されセルフビルド(自分で建てる)できるものもあります。

自分で建てれば費用が抑えられ、なによりDIYを楽しみながら、好みに合わせた自分の家を自分の手で作り上げるという達成感はかけがえのないものです。

もちろん工務店にすべて建ててもらうフルビルドのプランもあります。

DIYが不安だけど自分でやってみたいという人には半分は自作、半分は工務店に建ててもらうハーフビルドのプランもあり、自作する割合を細かく設定できる企業であればよりチャレンジのハードルが下がるのではないでしょうか。

セルフビルドはBESS、TALO、マルス建築舎モコホームなどさまざまな企業がキット販売をしています。

BESSの「第三のトコロ IMAGO」は10m2のログ小屋。マニュアルもあり、ログハウスは木を積み重ねていくのでセルフビルドしやすいのが特徴です。非住宅仕様ですが、趣味の部屋としてや子ども部屋におすすめです。

TALOもセルフビルドしやすいログハウスで、ライフラインを引くこともでき居住も可能です。安心のサポート体制に加えてセルフビルドスクールも開催しているので、やってみようか悩んでいる人は参加を検討してみてはどうでしょうか。

マルス建築舎モコホームの「mocoYA」はかわいいデザインが特徴で種類も豊富です。現地では組み立てるだけ。コンパクトなので通常施工は3日間ほどで完成でき、セルフビルドしてもそれほど大きな負担ではありません。

自分の家を自分で建ててみたい!という人はチャレンジしてみてはいかがでしょうか?

個性豊かなデザイン!建物そのものがお店の看板に!

タイニーハウスはカフェや習い事教室、オフィスなどとしても活用されています。

製造・販売している企業もさまざまですし、ベースの種類も豊富です。特徴的なデザインのタイニーハウスがお店の看板がわりになることも。さらにDIYすればデザインは無限大!個性際立つ建物になるでしょう。

シンプルですがおしゃれで目を引くのがsnow peakが販売している「住箱」。

建築家の隈 研吾氏がデザインしたトレーラー付きのモデルハウスで、木で作られているので自然と一体となった感覚を味わえます。トイレやシャワーなどは付いていませんが、検討中の人は横須賀市にある京急観音ホテルなどで宿泊体験ができますよ。

天城カントリー工房のタイニーハウスは、木材を使いしっかりした佇まい。自分の好きなようにカスタマイズでき、キッチン、シャワー、トイレも付けられるので、ゲストハウスやカフェ、オフィスなど幅広い用途で活躍できます。

かわいらしさを追求するなら、セルフビルドでも紹介したマルス建築舎の「mocoYA」。

どんぐり型や六角形のタイプなど、他では見られない建物も。趣味や仕事の部屋、店舗としても最適で、きっと周りからもすぐに覚えてもらえる印象的な建物になるでしょうか。

北欧をイメージしたおしゃれでかわいいタイニーハウスを検討している方は茜プランニングがおすすめ。

ドーム型のログハウスは目を引くこと間違いなし。室内も可愛い空間なので楽しく過ごせそう!

どうですか?各社のかわいらしいデザインや個性的なスタイルを見ているだけでもワクワクしてきますね。

タイニーハウスはどんな費用がかかるの?

タイニーハウスはリーズナブルとはいっても、いったいどれくらいの費用が必要なのでしょうか。本体価格や、そのほかの費用などを見てみましょう。

タイニーハウス本体の価格

タイニーハウス本体の費用は、広さや設備によって大きく変わってきますが、だいたい100万円から1000万円ほどです。

価格が安いものは10m2前後とコンパクトな設計で、水回りの設備がなく、断熱性能も最低限。こういったタイニーハウスは住むのには向いてないので、趣味の部屋や小さなお店などとして使われることがほとんどです。

高価格になるほど住居としての設備が充実し、断熱性能も高くなり、2人以上で住むこともできます。

ただし、標準設備としてキッチンやトイレ、シャワーなどが含まれていなければ別に費用がかかります。郊外だとインフラを敷地内に引き込むための費用がかかることもあるので注意しましょう。

また、セルフビルドかフルビルドかでも価格は変わってきます。セルフビルドの場合は100万円〜300万円ほど費用を削減できます。

とはいえセルフビルドは時間や労力がかかり、知識や経験がなければ失敗ややり直しを繰り返して、結果的に必要以上にお金がかかってしまったということにも……。

タイニーハウス本体以外で必要な費用

タイニーハウス本体の他に必要な費用としては、まず、土地を所有していなければタイニーハウスを建てる土地を用意する必要があります。

また、床面積が10m2を超える場合は建築確認申請が必要です(床面積が10m2以下、防火地域・準防火地域でない、用途地域が無指定の3つの条件がそろっていれば建築確認申請の必要はありません)。

建てる土地の地盤が緩いなど問題があれば、地盤改良が必要な場合もあります。

この他、トレーラーハウスを除くほとんどの建物には固定資産税がかかります。固定資産税は自治体にもよりますが、評価額に標準税率の1.4%を掛けて算出されます。

このようにタイニーハウスの本体以外にもさまざまな費用が必要になりますので、トータルでかかる費用を考えて検討するようにしましょう。

小さな家でアナタらしい暮らしを見つけて!

小さな空間のタイニーハウスに住むことに抵抗を持たれる人もいるかもしれませんが、工夫次第では一般住宅とほとんど変わらない生活ができます。

新型コロナウイルスによる社会の変化、多発する災害などで日本の住まいの在り方も変わってきています。

本当に必要な物だけで気持ちに余裕を持って暮らすことで、自分らしさを見つけられるかもしれませんね。

最後に、タイニーハウスなどのコンパクトな暮らしに関心がある人は、コンテナサイズのボディに、高品質な木造建築による快適性を実現した木造のムービングハウス「スマートモデューロ(スマモ)」も検討候補に入れてみてはいかがでしょうか。

スマモについての詳細は「自由度抜群の新たな住宅「スマートモデューロ」を徹底解剖。これからの時代にピッタリのムービングハウスとは?を参考にしてみてください。

 

※記事内容は、制作時の各社のWebサイトの情報に基づいておりますが、執筆者の主観 が含まれています。詳細は各メーカーにご確認いただき、ご購入においては各自のご判断によってお願いいたします。


著者名

gyunyu

横浜在住、2歳男の子の子育てをしながらwebライターとして活動しています。 不動産、スポーツ、子育て、旅行などの分野で執筆経験があります。 皆様の役に立てる記事が書けるよう頑張ります。

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