倉庫を設置するならプレハブ倉庫がオススメ!

一般家庭から企業まで、幅広く使われている「倉庫」。

自宅収納の延長として使わない荷物をしまったり、大型の機材や工具を保管したり、在庫の管理場所などさまざまな用途で利用していると思いますが、現在お使いの倉庫の環境で気になるところはありませんか?

  • 寒暖差の大きな地域に住んでいるため結露が気になる
  • 湿度の影響でカビが生えやすいのが心配
  • 倉庫そのものが経年による劣化やサビで傷んでいる

このようなお悩みを抱えている場合には、やはり倉庫内の環境をあらためて見直してみる必要がありそうです。例えば、洋服など身に着けるものを保管する場合、カビや結露が発生するような不衛生な環境では健康への影響も心配ですよね。機会や機材を保管する場合も、適切な環境でなければ不具合につながってしまうリスクもありますから、思い切って倉庫そのものを買い換えることを検討してみるのも選択肢のひとつでしょう。

とはいえ、ひと口に倉庫といってもたくさんの種類があるため、どれを選んだら良いか分からない!という方もきっと多いのではないかと思います。

そんな悩めるみなさんに今回ご紹介するのが、プレハブ工法を用いた倉庫。荷物をしっかり保管したいという方におすすめのプレハブ倉庫について、その魅力をたっぷりご紹介していきます!

プレハブ倉庫について

みなさんは「プレハブ」という言葉を聞いて、何をイメージしますか? きっと多くの方が、工事現場に置かれている仮設小屋を思い浮かべるのではないでしょうか。

実はこの「プレハブ」というのは、「プレハブ工法」と呼ばれる建築方法のことを意味しています。壁や天井、骨組みなどの建物の材料をあらかじめ工場で作り、現場で組み立てる建築工法で、小屋や倉庫だけでなく、一般住宅でも採用されています。

プレハブ工法の種類

プレハブ工法には鉄骨系、木質系、ユニット系、コンクリート系の4つの種類があります。

①鉄骨系
柱や梁、ブレースなど主要構造に軽量鉄骨が使われているものを指します。骨組み部分を工場で生産し、現地で組み立てるのが一般的です。倉庫だけでなくプレハブ住宅にも最も多く使われているタイプで、災害時の仮設住宅などにも利用されています。

②木質系
柱や梁、壁などの主要な構造部分に木材や木質系のパネルを使用しているタイプです。木製の枠組みに木のパネルを貼り付け、体力壁として建物を支えます。プレハブ住宅の中でも最も歴史の古い種類です。

③ユニット系
主要部財に鉄骨を用い、工場で鉄骨フレームや木材パネルを組み合わせたユニットを作り、現場で組み立てます。4つの中でも最も工期が短いのが特徴です。

④コンクリート系
木質系の次に歴史のあるプレハブ工法です。柱や梁、壁などの主要な構造部分にコンクリートを主原料とした部材を用いて工場で生産し、現地で組立てをします。

プレハブは進化している!

仮設小屋のイメージが強いせいか、どうしても安っぽいというイメージを持たれがちなプレハブですが、実際はITを駆使した工場で徹底した生産・品質管理が行われているため、昔と比べて部材の品質は格段に高くなっています。その結果、施工における品質も向上し、プレハブ工法を用いた建物は高品質・高性能な仕上がりが可能となっているのです。

プレハブ倉庫の価格、建築費用はどれくらいかかる?

一般住宅にも広く普及しているプレハブ工法。それだけで一気に安心感と信用度が高くなりますよね。では、実際にプレハブ倉庫を購入する場合、どのくらいの費用がかかるのでしょうか。ここでは、プレハブ倉庫のタイプ別に価格の相場を見ていきましょう。

スタンダードタイプ

淀川製鋼「ヨドハウスNタイプ」

必要な機能を備えたシンプルでリーズナブルなスタンダードタイプです。ガルバニウムの外壁と内壁の間に30mmのウレタンフォームを重鎮することで断熱性能を高めています。冷暖房の効率を高めるだけでなく、外気の影響を軽減して湿気や結露などを防ぐことができます。また、ブレース内蔵パネルを壁に使っているため耐風性や耐震性も抜群で、室内の安全をしっかりと確保しているのも特徴です。倉庫として利用することはもちろん、子どもの勉強部屋やオフィスとして使うこともできます。定価693,000円

<参考:環境生活

SHOWA「ECO MINI HOUSE」

アルミの柱を採用することで耐久性を高めたプレハブ小屋。基本的には1日で施工が完了し、すぐに使うことができます。ドアや窓、掃出しなどをはじめ、間取りを自由に設計できるのも嬉しいポイント。コンパクトな3畳サイズは、子どもの作品やアルバムなど大切な思い出の品や汚したくない荷物などをしまっておくのにもぴったりです。448,800円〜。

<参考:ハウスダイレクト

中型・大型タイプ

イナバ物置「ネクスタプラスNXP-120HT 」

幅5,3500mmx奥行き2,350mmの大型倉庫。内壁と天井には断熱性と耐水性、耐衝撃性、耐薬品性に優れた「エペラン」と呼ばれる材料を使用。断熱材標準装備で収納している荷物をしっかりと守ります。室内には収納力に優れた棚板も4枚標準装備。250kgの重さにまで耐える頑丈さで、さまざまな荷物を保管することが可能です。家庭用の物置としてだけでなく、企業の保管倉庫としても活用できます。定価705,100円。

<参考:エムワンショップ

イナバ物置「フォルタ大型FB-5235H」

6畳以上ある大型サイズの倉庫は主要な部材が強度保証された鋼材で作られていて、耐風・耐震補強仕様になっています。抜群の収納力で企業の商品保管庫としてはもちろん、地域の防災倉庫としても使われています。定価783,200円。

<参考:feel so nice

ガレージタイプ

イナバ物置「イナバ倉庫SGN-358」

車がそのまま1台すっぽりと入るガレージタイプの倉庫は、耐力試験をクリアした軽量鉄骨造。頑丈な構造体で大切な車をしっかりと守ります。また、屋根には結露軽減材を使用し、倉庫ないの環境を快適にたもつことが可能です。ガレージとして自動車を収納するほか、バイクメンテナンスなどの作業スペースとしても利用でそうです。定価917,400円。

<参考:環境生活

 

その他のタイプ

イナバ物置「ナイソー ハイルーフ」

大切な荷物を結露や湿気から守る断熱構造のプレハブ倉庫です。内壁には断熱効果の高い厚さ15mmのロックウール板を、床と天井には硬質発泡ポリウレタンフォームを使用。新換気方式によって倉庫内の空気を外部に排出しホコリが溜まりにくい構造になっています。オフシーズンで使用しない冷暖房家電から衣類まで安心して保管することが可能です。定価523,600円

<参考:feel so nice

倉庫をプレハブにするメリット

倉庫にはいろいろな種類がありますが、その中でもなぜプレハブを選ぶのが良いのでしょうか。プレハブ倉庫のメリットについて詳しく見ていきましょう。

工期が短い

プレハブは、壁や天井、骨組みなど建物の材料をできる限り工場で生産し、現場での工程数を減らしています。その結果、組立てをする職人の技術に左右されることなく一定の品質で仕上げることができるだけでなく、工期を大幅に短縮することができるのです。必要なタイミングで早く使えるというのはユーザーにとっては大きなメリットではないでしょうか。

寿命が長い

昔ながらの掘っ立て小屋のような倉庫は断熱性も低いため、夏は湿度の影響を受けてカビが生えやすく、冬は凍結したり寒暖差によって結露が生じてしまったりして、保管している荷物や製品にとっても決して良い環境とは言えません。
一方、プレハブ倉庫は断熱施工を施すことも可能で、外気の影響を最大限抑えることができます。また、プレハブ倉庫の耐用年数は一般的に27年前後だと言われていますが、こまめにメンテナンスをすれば50年以上使うことも可能です。

リーズナブル

プレハブは年々性能が進化していて、一般住宅と変わらない居住性の高さを持つものもあります。その一方で、できる限りを工場で生産することによって徹底的にコストカットを行っているため、価格を抑えて設置することが可能です。

さまざまな用途に使える

プレハブは種類やサイズが豊富で、用途に合ったものを見つけやすいのも嬉しいポイントです。一般的な物置と比べて頑丈にできているため、大型サイズのものならバイクや車のガレージとしても利用することができます。

プレハブ倉庫にさらにもうひとつの選択肢「モデューロ」

ここまでプレハブ倉庫の魅力についてたっぷりとご紹介してきましたが、倉庫としての使い勝手の良さに加えて、居住性も追求したい!という方には、第二の選択肢としてスマートモデューロ(以下、スマモ)の3メートルタイプ「モデューロ」がおすすめです。

モデューロは高級木材を使ったユニットハウスで、人が住むにも最適な室内環境が整っていて、倉庫としても安心して利用することができます。

というわけで、ここではモデューロの魅力について、もう少し詳しく説明したいと思います。

気密性の高さ

モデューロには一般住宅の2倍を誇る厚みの断熱材が床は外壁、内壁、屋根部分に使われています。また、窓には国内最高レベルの断熱性を誇る最先端の3 層ガラスサッシ「トリプルスマージュ」を使用していて高気密・高断熱を実現。外気の影響を受けることがないため、夏も冬も一年を通して室内環境は快適です。もちろん、厚みのある断熱材と多層ガラスの窓を使用しているため、防音効果も抜群。倉庫の空いたスペースで楽器を演奏しても、近所迷惑になる心配もありません。

湿度の影響を受けにくい

モデューロは床や壁、天井まで全て高級木材で仕上げているため、木の持つ調湿効果の恵みを存分に受けることができます。また、高い気密性を維持する一方で、24時間喚起システムで空気を入れ替えているため、密閉空間でも快適に過ごすことができます。骨董品や美術品をはじめとする繊細なものを保管するのにも最適な空間です。

サイズは3つ、レンタルや輸送も可能

スマモには3mのモデューロのほかに、6mと12mの「スマートモデューロ」という3つのサイズがありますが、倉庫や物置として使うなら3mのモデューロがおすすめです。

モデューロのサイズの目安としては、楽器のドラムはもちろんピアノを入れることができる広さです。また、スマモはコンテナの規格に合わせたサイズのため、トレーラーが入る場所であればどこにでも完成品として運ぶことができます。

プレハブとの違い

プレハブとモデューロの違いは、プレハブは工場でできる限りの部材を生産し、組み立ては現場で行うのに対し、モデューロは工場で仕上げた完成品をそのまま運びます。現場で組み立てる必要がないため、短期間で使用できるようになります。
ただし、モデューロは木造のため重たすぎる重機を保管する場合や、液体が漏れ出て染み込む恐れがあるものや、火を使うもの、鋭利なものなど木と相性の悪いものの保管には向いていません。その場合には、木造以外のプレハブ倉庫を選ぶのがおすすめです。

買取とレンタルにも対応

スマモの大きな特徴のひとつが、買取とレンタルにも対応しているということです。いきなり購入するのはハードルが高いという方は、まずはレンタルから始めて実際の使い心地を体験してみることもできます。ただし、その場合の最低契約期間は原則として36ヶ月以上です。
また、スマモは使わなくなった場合でも買取に対応していて、このようなサスティナブルな取り組みも素敵ですよね。レンタル料金と買取金額は内装などの条件によっても異なりますが、一般的な目安としては以下の通りです。

・3mタイプ
スケルトン価格
金額 レンタル: 22,000円/月
買い取り:2,750,000円

・6mタイプ
スケルトン価格
金額 レンタル: 39,600円/月
買い取り:3,960,000円

・12mタイプ
スケルトン価格
金額 レンタル: 66,000円/月
買い取り:6,600,000円

スマモの魅力についてもっと詳しく知りたいという方は、以下の記事も参考にしてくださいね。

自由度抜群の新たな住宅「スマートモデューロ」を徹底解剖。これからの時代にピッタリのムービングハウスとは?

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今回はプレハブ倉庫について詳しくご紹介しましたが、いかがでしたか?

基本的に、人が快適に感じる環境というのは、モノを保管するにも最適な環境です。プレハブ倉庫もモデューロも快適性は抜群ですから、安心して大切な荷物を保管できそうですよね。

プレハブ倉庫にもさまざまなサイズや種類がありますので、保管するものの種類や用途に応じてじっくりと検討してみてください。